人材を確保できるかどうかが、今後の介護系企業や病院等の成長の制約要因になる可能性が高いので、昨日、今日と人事に関わる講演を聞いてきました。

ここ10数年で会社の規模が急激に大きくなっているような企業は、試行錯誤しながらも社員が働きやすい職場を作るために様々な取り組みをしていて、組織開発や人材開発の事例などは大変参考になります。

これまで国公立、公的の病院に関わることが多かったのですが、私の知る限りほとんどの病院は20年以上、人事や組織の制度について新たな取り組みはしていないような気がします。専門職は自らが切磋琢磨するのが当たり前で、組織的に特別な支援はやっているところは少ないのでは？

人材開発の効果はじわじわとしか出てきません。人が変われば組織も変わり、徐々に企業風土が変わっていくのだと思います。一朝一夕にできるものではないですから、今後の人員不足の時代に備えて早くから組織開発に取り組んでおかないと、優秀な人材の採用や定着が難しくなってくるでしょうね。