IMC株式会社  池田医業経営研究所

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無駄な診療行為?

母は10年以上ある難病のため、年に1回、特定疾患治療研究事業の更新手続きをしています。医師による調査報告書作成のために、MRI検査を受けないといけないのですが、疑問に感じるのはMRI検査の目的です。

ベテランの専門医の説明は「老化が進むと脳が委縮するので、病気の影響なのか老化なのかの区別がつかない。」毎年目的のわからない検査のために、診療所の主治医からMRI機器のある遠くの専門の病院に紹介してもらって受診しないといけないのは?

調査票の項目をみる限りでは、普段から診ているかかりつけ医による記載だけで充分のようにも思えます。医療費も余計にかかりますし、混んでいる病院で検査を受けるのはかなりの負担です。

来年1月から制度変更がありますが、既存の更新制度の見直しをプロである神経内科医から提案してもらいたいですね。国の税金で賄われているため、誰の懐も直接に痛まないし、忙しいので何も言わないんでしょうが、医療にはこのような無駄がいろんなところにあるような気がしてなりません。

注)特定疾患治療研究事業:原因が不明で治療法が確立していない、いわゆる難病と呼ばれる疾患のうち、特定の疾患について治療研究事業を推進することにより、医療の確立、普及を図るとともに、患者の医療費の一部を公費で負担し、その負担の軽減を図ることを目的とした事業。